「小さな詩人の会」を終えて。

もう2、3日経ったんだなぁと思いながら書いています。

小さな詩人の会」が動き始めた4月頃、
まだまだ先のことだと思っていましたが、8月19日はあっという間にやってきました。


8月19日、Cafe Slow Osakaに到着し、Cafe Slow Osakaのお店の方といすを並べました。
Cafe Slow Osakaの温かい店の方が心地よい雰囲気を作り上げています。
ラップサンドとマフィンを作っていただきました。

丘本浩一さんが一番乗りで来られたあと、続々と出演者の方が集まって来られました。


みんないすに座ってリハーサルを見ていました。




小さな詩人の会」を写真と共に振り返ります。

ロウソクを灯していただいて開場しました。


僕は一番最初にステージに上がりました。
高校2年の秋の始めに書いた詩と「あなたを愛しているということがまずすべての前提であれ」
という詩を読みました。


(撮影、浩一さん)


(まっさんさん勝手に写真をいただきました。)


譜面台をずっと見て歌うことになってしまって申し訳ありませんでした。


出演者紹介をしてナランチャとバトンタッチしました。




ひっくり返したバケツと棒とウッドベースの弦で、すごい迫力とグルーヴを生み出して会場を沸かせていました。

ナランチャの言葉にはリズムがあって、とても好きです。

僕は自分の出番を終えて、いすと譜面立てをどけることに頭が回りませんでした。
ナランチャごめんなさい。





中尾泰悠はギターケースを床に置いて、いい雰囲気を出していました。

ソファーに座ってずっと聞いていたい不思議な安心感がありました。
彼は日々つぶやかれてゆくツイートを読みました。






落語家のsmoke。
時間を忘れて落語の世界を楽しませてくれました。
演目は古典落語の「らくだ」でした。
その日smokeが持ってきていた無料配布のCD「never popular」のアートワークなども彼のブログ煙企画で取れます。
その日たまたま落語をしたのだとCDを聞いてもらえればわかってもらえると思います。
4回に分けて出演者紹介も書いてもらいました。

「悲しかったが正しかった
 さぁ 昔の自分を取り返すんだ」





カーテンズ
きらきらとロウソクの中でたまらなかったです。
詩を読んでくれた田中陽介君。

陽介君が読んでくれた詩です。今日のことを書いてくれたカーテンズのブログからもらってきました。
___________

言い訳ばかりしていたら
10年が過ぎた


なんだかとても疲れた気がしたので
寝転がって
目を瞑る



今日もやっぱり
あっさりやってきた

___________


尾崎康平君も生活を感じる詩を読んでくれました。






丘本浩一さんの出番の頃から蝋が蒸発してロウソクが一本ずつ消え始めていました。


浩一さんの歌声とギターは穏やかな夕暮れのように響いています。

この「小さな詩人の会」のブログは、2年前に雲州堂であった丘本浩一さんpresentsの 『渋皮を剥く』を参考にさせてもらって作られたのでした。
出演者の中で一番長いであろう詩をこの日のために書いていただきました。

そのあと詩を書いた紙をくださいと、その詩をもらいました。

「〜
 腑に落ちるのが不思議な音楽 ×2」






声の拡がりとギターの響きに聞き入ってしまいます。
ロウソクを灯しながらの、青木拓人さんのファンはみんな見たがったに違いありません。

「いくつかのマンションやアパートが取り壊され
 広大な空き地が生まれた
 白々しい空が広くなり
 みんな喜んだ
 私の歓喜は別の所にあった」

歓喜」などの漢字が間違っているかもしれません。前日に悶々と考えてくださり、最後に朗読してくださった青木さんの詩をすみません勝手に載せました。





ロウソクは段々と消えていきました。


ピーンとはじく鋭いギターの音でその日最後の土井さんのステージは始まりました。
弾き語りを通り越えて最近の土井さんはアートです。

補陀落渡海」という分厚い本を読まれていました。
今土井さんが制作されているアルバムのモチーフの1つでしょうか。


土井さんの頃にはロウソクは2つになり、最後にはロウソクは1つになりました。
最後のロウソクが消えて、僕の中ではカフェの方や、来ていただいた方達、たくさんの人達の姿が心に灯りました。



ナランチャ、中尾泰悠、smoke、カーテンズ、丘本浩一さん、青木拓人さん、土井玄臣さん、ありがとうございました。お越しいただいた皆様、Cafe Slow Osakaの皆様、一緒に楽しい時間を作ってくださりありがとうございました。
smokeや土井さん、青木さんのCDのことを最後言うのを忘れたり、ラップサンドやマフィンを作っていただいていることを始めに言わなかったり、行き届かないことばかりですみませんでした。
材料が余らないようにと作ってくださっていたマフィンがけっこう余っていたなぁ、というようなことが気になって仕方ありません。




そして幕を閉じました。



その後、ちょっとだけ打ち上げをしました。ミヤッチさんやまっさんさん、中村さんけいご君、のりおさん、みなさん楽しかったです、ありがとうございました。

ニャロメのTシャツを着られたまっさんさんがかっこいい兄さんでした。



最後にリハーサル(音の確認)の様子です。

smokeはCDJで作った音源、MTRを流しながら詩の朗読とギターの弾き語りをします。

小さな詩人の会

小さな詩人の会
8月19日(日) 場所:Cafe Slow Osaka http://www.cafeslow-osaka.com/
開場時間:13時
開始時間:14時
終了時間:18時

チャージ:1000円(1ドリンク付き)
・500円を越える600円のドリンクはプラス100円です。
・食べ物はラップサンドを20食分ほど用意していただいています。

出演:
土井 玄臣
青木 拓人
丘本 浩一
カーテンズ
smoke
中尾 泰悠
ナランチャ
寺田 遼一

ロウソクを灯して、詩の朗読と生音弾き語りのコンサート。
全体を通して一遍の詩になるように、転換なしの一繋がりにしたいと思っています。
「あの時トイレに行っていて聞いていなかった」「ビールを取りに行っていて聞いていなかった」「外に煙草を吸いに行っていたんだよ」でいいと思いました。
詩を読むということで何かおもしろいものが生まれるんじゃないか、
ここから注げば創造されるというその部分を共有できたらと思います。

第4回 出演者紹介

Music / Carmen McRae


夏の空は青過ぎるくらい青くて見てて気持ち良いです。
雑草の青臭さや、打ち水をした後のアスファルトのにおい。
農道が気持ち良過ぎて松崎しげるさんくらい肌が黒くなってきました。
smokeです。
2012年、人生で一番日焼けしております。

今回で最終回!
それでは2組の出演者を紹介して参ります☆☆☆☆




ナランチャ


 
 私が知る彼はいつもアバンギャルドな方向から音楽と対峙していた。
今はゴミ箱で作ったベースを弾いていると聞く。
確か彼の演奏を始めて見た時はディジリドゥを吹いていた。
当時の自分に良さは判らなかったが、今にして思えば凄い体験をしているのだ。
同い年の青年達がギターで弾き語りをする中、
一人ディジリドゥで立ち向かうのはなかなか度胸が要るだろう。

 会えば気さくに話してくれる彼だが、何処か腹は見せないと言ったような印象がある。
( 私にそういう所が多分にあるので、そのせいなのかも知れないけれど )
「思い通りになると思うなよ!」といった気迫、気概を感じる。
勘違いかもしれないが、私はソレが好きだ。

 そんな気迫のこもったディジリドゥの演奏を聞いた夜、
康平君の運転する軽トラの荷台に乗る事になった私とナランチャ
真冬の田舎道、寒いという事もあるけど、一応バレないようにと、荷台に伏せる二人。
走り出して暫く、ナランチャの手が何故か私のケツをまさぐっている。
何度か「オイ〜やめろよ〜笑」をやった後、あんまりしつこいんで
「コルァ!やめろや!」と若さ故、怒鳴ったりした。
ナランチャはニヤリと笑って「ゴメン、ゴメン」と言った。
寒風吹きすさぶ田舎の山道、友達の運転する軽トラの荷台で男にケツを触られて怒鳴る。
なんだか完璧じゃないか。



寺田遼一


 このイベントの主催者にして、演者の中で一番古い友人です。
この記事を見てくれている皆様方は当然、彼の不思議な魅力はもうご存知でしょうから、
今まで以上に、私から敢えて何か申しあげる事もないんでございますが、
一言で申し上げますと、恐らく天才と呼ばれる類の方です。
皆様各々に天才の定義があると思いますが、とにかく変な人です。
 
 そんな彼とは非常に印象的な出逢い方をしまして、
もう方々で話しているのですが、非常に彼らしいその時のエピソードを。

 彼と初めて会ったのは15歳の頃、当時高校一年生の春。
クラスの自己紹介で私が
ビートルズが好きだ」
と言った事に反応してくれたようなんですが、
ご存知の通り、彼はシャイで、どうも気が弱い所がありますでしょ?
それはもう昔から大変に気の弱い少年でしたので

寺「自分ビートルズ好きなんやー?他どんなん聞いてんのー?」

と、こう軽い感じではいけない性格です。
そこで彼なりに精一杯、何かしらアピールする方法を考えてくれたんでしょう。
 
 後日、まだクラスの者も全員が打ち解けているわけではない、
なんなら右も左も分からない、何が良くて駄目なのかもよく判らないような頃に
寺田君、休み時間になりますと突然ツカツカッと掃除道具入れに直行しまして、
その中からアコースティックギターをヌッと取り出すと、
そのまま私の所までポロポロ弾きながら流しのスタイルでやって来たのである。

近くの席の者と談笑していた私のすぐそばで
「プリーズプリーズ・ミー」を弾きながら立つ寺田君。
それを横目に大口は開けないまでも、硬直し、文字通り呆気に取られる私。
ふと彼の足下を見ると何故か足がクロスしている。

「な・・なんなんだ!?コイツは!?」

まさに衝撃的だった。
だいたい意味が判らなかった。
正直、まだ寺岡君なのか寺田君なのかすら曖昧だった。
そんなマッシュルームカットにメタルフレームのメガネをかけた中肉中背の男が
「お願いだよ〜」
と歌っている。
しかも声が超〜〜ちぃせぇの。

しかし、そこは血気盛んなナニワの高一男子ですから舐められてる場合ではありません。
「コイツ絶対笑かそうとしてるやんけ・・絶対笑ったれへんからな」
と、私は私で屈折したお笑いへの愛故に、そんな勘違いをしておりまして。
私としては意地悪いつもりで、真面目に受け答えしたのが始まりでした。
寺田君からするとそれで良かったわけなので、なんの問題も無かったのですが。

 そんなこんな仲良くなって話していくウチにどうも本当に音楽が好きで、
中学の頃から作詞作曲もしているという事がすぐに判った。
しかもその曲というのがありふれて無くて凄く良い。
「君もやってごらんよ」
という言葉に乗せられて私も作詞作曲なんて事を始める事に。


寺田君が中尾君とナランチャと共に組んでいたバンド「空間の拡大」ライブにて。
両脇は若かりし日のsmokeと康平君。



少年 / GEISHA GIRLS


あれよあれよと時は過ぎて、今では彼がイベントを主催するようになりました。
そんな古くからの友人、イベントの主催者である寺田遼一が
当日はとても素敵な一日を演出してくれるかと思います。

どうぞ皆様お誘い合わせの上ご来場される事を出演者一同、心よりお待ちしております。

第3回 出演者紹介

nashira / Fat Jon

こんにちわ。
smokeです。

先日、主催者の寺田君と友人とでフジロックフェスティバルに遊びに行きました。
とても感動的なステージばかりで、興奮しきりでありました。

我々のイベントも規模こそ違いますが、心意気では負けまいと。
個人的にですが、フジロックに行ってみて自分たちのイベントも、
あの子供にとっての遊園地みたいな、カラフルな1日に出来ればと思いました。

それでは今回も2組の出演者を紹介していきたいと思います☆




カーテンズ


写真左から田中陽介君、右が尾崎康平君です。
これまた気の良い二人組でして。

 康平君にも浩一さんと同じくらい長く親しくして頂いております。
彼が没頭してギターを弾いてる姿は見ててテンションが上がるんですよ。
私事ですが、ギターヒーローは誰かと問われれば康平君かもしれないという感じです。
そんな彼に連れられて河内長野の奥深き山の中を走ると見える、
表現者達の楽園の様な山小屋で、歌い合い語り合って沢山の人とも交流させてもらった。

聞く側に優しく物語を聞かせる様に響く彼の歌声。
どういうのが正しいか判らないけど、彼は凄く自然体に音楽家である事は間違いない。
あと腹筋がバッキバキに割れています。

 左のヨースケ君。
彼にも康平君同様、なにかと懇意にして頂いてる印象を持ってまして、
私みたいなもんが親切にして貰ってありがたい限りです。
彼は音楽以外にアニメや漫画の話で盛り上がれる数少ない友人で、
なんだか意見に見方が合う様でしてこれまた恐縮にございます。

 一度、彼の家に遊びに行かせて頂いた時に、
彼の所蔵するCDライブラリの奥の方で
黒夢のインディーズ時代発表の「亡骸を・・・」が眠っており、
懐かしさと世代の親和を感じ、大いに盛り上がったという思い出があります。

彼の物事に対する取り組み方はカーテンズに凄く良い影響を与えているように思う。


彼等の音楽を聞いた事の無い人は是非ライブを見に来て下さい。
お世辞抜きに良い曲を歌ってますよ〜。
あんまり気持ち良い音楽を作るんで
「なんで君達はプロになれないの?」
等と「知るか!」と言われそうな質問をした事さえあります。
来週のミュージックステーションで二人がタモリさんと普通に喋ってても
私はなんの違和感も感じないくらい良質なポップスを作るお二人です。



smoke


親が可哀想です。

とだけ書いて原稿を渡したのですが、
「真面目に書きなさい」
と寺田君からお叱りを受け、
(真面目に書いたんやけどなぁ・・)と思いながらやり直しを書いております。


 冒頭ではなんだか調子の良い事を書きましたが、
その実非常に気も体も小さい男でして、
寺田君から今回のイベントの話を頂いた時も
「そんな人達の中に自分がノコノコ出て行っても、イベントに泥を塗る事になるよ」
と言ったのですが厚い説得をして頂き、
今回、笑い者になりに行く覚悟で出演する事にしました。

 アコースティックギターで人の曲をよく歌っています。
CDJでトラックを作成して、ソレを流して詩の朗読をしたりもしております。
ビートルズと、「!?」となる事と、歌う事が好きです。

拙い出し物になってしまうとは思いますが、一所懸命に頑張ります。

                                    • -

如何でしたでしょうか?
カーテンズは凄く良いので是非見に来て下さい!
次は最終回でございます。

次回は、
ナランチャ

寺田遼一

2組を紹介していきたいと思っております。
どうぞお楽しみに☆

・今回紹介した出演者のさらに詳しい情報はコチラ・
カーテンズblog
煙企画

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Cafe Slow Osaka はこういう所です

小さな詩人の会」の会場を見に行ってきました。
17時に十三駅の西改札の前で土井さんと待ち合わせ、Cafe Slow Osaka がある辺りは土井さんが育った近くでもあり、Cafe Slow Osaka の横にあるたこやき屋で昔たこやきを食べたことがあるそうです。十三駅から道*1が少しわかりにくいかと思います。


店に入り、いすに腰掛け、土井さんは夜勤の日に十三まで40分の距離を自転車で来てくださり、ビールを頼むことになりました。麻物語というオーガニックビールがとてもおいしいです。土井さんは焼きたてのみついものクッキーを食べています。

僕と土井さんが座ったのはカフェスペース(壁がギャラリー)で、隣がレンタルスペースになっています。
店の方がとてもいい方でした。
注文の間にレンタルスペースを見られますかと、レンタルスペースを案内してくださり、説明をしてくださいました。

マイクは特に必要なく、音も響くので全部生音でいいのではないかということになりました。席に戻りビールを飲みながら、来年発売される土井さんのレコーディングの話や、ゆっくり話をしていると、土井さんが「これ誰かが弾いてるんやん」と言いました。
半信半疑でレンタルスペースをのぞき込んで見ると、BGMだと思っていた音楽は生ピアノでした。レンタルスペースで女性がピアノを弾いていたのでした。

Cafe slow Osaka を出て土井さんがもう一杯くらい飲む? と言ってくださって、カウンターで肉を焼く形の焼肉店に入り、

熊野の話をしたり、漫画版のナウシカの話をしたりして、
ナランチャがゴミ箱ベースの音をマイクなしで大丈夫かと、道で別れました。

*1:十三駅西改札を出たすぐ目の前の商店街を50m抜け、大きな横断歩道を渡り、まっすぐさらに商店街を10分ほど歩くと右手に渚歯科のある角を右に少し入り、左手のたこやき屋の隣の建物です

第2回 出演者紹介

Change (Makes You Want To Hustle) / Donald Byrd

暑いですね。
こんな暑い時に素晴らしい農道を発見してしまい、日長一日そこで過ごしております。
焼け過ぎて鼻の頭の皮が剥けて来ました。

smokeでございます。
また本日も「私なりの紹介」をさせて頂きたく思っております。





中尾 泰悠

 ナカオヤスヒロ、やっさんです。

思い返すとひょんな事から昔バンドに参加して貰い、一気に親密になれた気がします。

 彼はドラムを叩きますし、ベースがすんごいですし、ギターも弾いてます。
歌いますし、バンドのサポートなんかもしますし、
坂本龍一さんみたいなドラムパターンを作ったりもします。

 彼のイメージはリンゴスターに憧れる賢人という感じ。
たまに心の闇をソッと見せてくれる気の良いヤツなのですが、
行動力が凄い時とそうでない時があり、世話し無く動いていたかと思えば
目を開けたままベッドに横たわり、髭を伸ばし続けている事がたまにあります。
もう最近はそうでもないんでしょうか。

 内に秘めてるアイデアが凄いんで、
彼のソロ音源なんか久しぶりに聴くと「おおっ?」という事になります。
Africaという曲が好きで最近聞いています。
 
 そういえば昔、夜中に母校の校庭でベースを叩き壊していました。



丘本 浩一


私が外で音楽活動を始めた頃の原風景の一つに浩一さんの部屋がある。
ライブハウスやスタジオより、ストーブの加湿器がコポコポ言ってたこの部屋。

 年下の私からこんな事を言うのは大変失礼ですが、とても努力家な方です。
長い時間、ボサノヴァという音楽と向き合っておられます。
またポップスという事についても考えておられる方、という印象。
そして数えきれない程、多くの音楽を浩一さんには教えて頂いております。

 元々、私の職場に居らしたYさんという先輩のご友人の方でして。
当時Yさんが乗っていた「エルエポ」というカルト映画のタイトルみたいな車には
何か聞くのにカセットとラジオしか装備されていなかった。
このご時世にCDすら着いて居ないお車にご乗車遊ばれておられた。
後輩としてそんな先輩を見過ごしてはいけないってんで、
たまさかカセットウォークマンを愛用していた私がミックステープと称し、
ターンテーブルなんて無いので妹から借りパクしたラジカセを
「ガチャ!ガチャガチャッ!」
と言わせて、自分の好きな曲を録音したカセットをYさんに献上していた。

 割に気に入って頂き、よく聞いて下さってたそうでして、
私も気を良くしていた所に、お待たせしました、
そこへ浩一さんがYさんの車に乗られて
最初は気にも留めなかったのかもしれませんが、
次第に音楽が耳についたのか、皆さんご存知いつもの浩一さんの調子で
「チミチミ、コイはソチが最近聞いておる曲かえ?」
とYさんに聞いた所、
「いいえ、コレは後輩に貰ったものです。」
と説明された浩一さん。
「なんやオモロそうな餓鬼やのう、ウチ連れて来んかい」
と仰られて、暫く後にYさんのはからいで対面したのが最初でした。
人の出逢いは如何にしてなるものか判らないもので、
それから随分長い間、色々とお世話になっております。
 
 浩一さん家にはCDが2万枚くらいあります。

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如何でしたでしょうか?
ちゃんと魅力が伝えられているのか、不安でしかたないですが、
次回もなにやら書いて行きますので宜しくお願い致します。

次回は、
カーテンズ

smoke

2組を紹介していきたいと思っております。
どうぞお楽しみに☆

・今回紹介した出演者のさらに詳しい情報はコチラ・
丘本浩一 website

                                  • -

第1回・出演者紹介

突然ですが、初めまして。
smoke (スモーク) と申します。
この度「小さな詩人の会」に寄せて、出演者の紹介文を書かせて頂く事になりました。
どうぞお付き合いの程、宜しくお願いします。


なんですが、まだお会いした事のない方や、
しばらく会っていない方の名前も見受けられる中、
何故私にこの役目が回って来たのか甚だ疑問ではありましたが、
主催者様から何かしらの期待をして頂いてる以上は、
期待に添える様になんとか判り易い紹介に出来ればと思っております。

そういったわけでして、
おそらく私より皆様の方が演者については知っておられる事が多いかと思います。
つきましては「私なりの紹介」と言いますか、
私なりに感じた事、知ってる事をつらつら書いて行こうかと思います。
少しざっくばらんな文章になる事もあるかと思いますが
何卒ご容赦の程、宜しくお願い致します。
そして8月19日に十三の方にて、各々の魅力を感じて頂ければこれ幸いと存じます。


なんだかお堅い感じですが、ココからは曲でも流しながらマッタリと。
(Exchange) / Massive Attack



土井 玄臣

 音源を聞くと「コレが才能かぁー」と嫌でも感じる方です。
それも今まで見て来た才能とはちょっと違う、
マチュアレベルから一歩踏み出した様なモノをお持ちのようでして。
どこか尖ってるポップスなんですが、凄く口当たりが良い音楽を作ってらっしゃいます。

まずは何はともあれ、音源を聞いて頂きたい。
って当たり前か。
本当は土井さんの音源が貼れればそれだけで事足りるくらいなんですよ。
他の方も勿論そうなんですが、特に土井さんの音楽は下手な説明をしたくなくなる。

 「一人目からそれか〜い!」
ってなってしまうんですが申し訳ない。

 何度かお会いした事があり、ライブで共演させて頂いた事もあるのですが、
ライブを見ていて
「この人は何か考えながらライブをしてるんじゃないかな」
と感じたのが印象に残っている。
そんな事はないかもしれませんし、誰しも何か考えてるのかもしれないですが・・
私の場合で恐縮ですが、ライブは毎回始まってしまえば「どーにでもなーれ」とばかり、
本番にぶつけれるありったけをぶつけて帰っちゃうタイプでして。
土井さんの場合は何かこう、色々考えながらやってる様な、
冷静に頭が判断を下しながら演奏してる気がする。
「自分のステージを客観的に見る事が出来ないと駄目だ」と昔から言われていますが、
土井さんはシッカリそれをやってらっしゃる方という印象。



青木 拓人


(写真は「渋皮を剥く」より 丘本浩一さんの撮影)

 初めまして。smokeと申します。宜しくお願いします。

 今回のイベントでは唯一、残念ながらお会いした事の無い方です。
音源も寺田君から車で少し聞かせて頂いた程度の知識でして、
紹介も何もあったもんではないのですが、
失礼の無い様、手短にご紹介させて頂きたいと思います。

 という事で、今パッと青木さんの音楽を体験出来る所は
web siteの視聴ページですので、先程から早速曲の方を聞かせて頂いている。
アルバム「NOTE TONES」から4曲が視聴出来る様になっている。
Amazonでの購入が可能なのでとりあえず注文。
本当はCDが届いてから書き始めても良かったのだけど、
初めてシッカリ聞いたこの感動をお伝えしたい。
どれも本当に気持ち良いんだ。

 視聴させて頂いた4曲から持った印象は懐かしさでした。
そして写真の中で照れくさそうに笑う青木さんの顔と「街」を歌う優しい声。
ライブ中の姿がファッと浮かんでは消える。
もっと聞きたいなぁと思う所で視聴はどの曲も切れてしまう。
これでは紹介どころではなくなってしまう。
もう何回視聴ページの4曲をループしているだろうか。

 私同様、視聴しかした事がない、
青木さんの演奏を見た事がないという方は是非当日見てみましょうよ。
多分青木さん、凄く良いですよ。

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如何でしたでしょうか?
出演者の魅力が少しでも伝わっている事を祈るばかりなのですが・・

このようにして、出演者紹介のコーナーでは、
毎回2組の出演者の紹介を掲載させて頂く事になっております。
一応、2日から3日に1回のペースで、計4回の掲載を予定しております。
お時間ありましたら、是非またこちらのページに足を運んで頂ければなと思います。

次回は、
丘本 浩一

中尾 泰悠

2組を紹介していきたいと思っております。
どうぞお楽しみに☆


・本日紹介した出演者のさらに詳しい情報はコチラ・
土井玄臣 ホームページ
青木拓人website

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